ここで、1年前のコンテストの模様を少しお話しますね。 コンテスタントの岡田央 バックアップミュージシャンとして、ブラ&ラッセル&ネイティン そしてカハヌ&私。 6人で控え室に入った。 その部屋の中心に丸テーブルが一つ、隅にスナック菓子とジュースが置いてある テーブルが一つ、そしてソファーが置いてあった。 そこには、他のコンテスタント達がいた。 ソファーに寝転がっていたり、音楽を聴いて口ずさんでいたり、 ヘアーを整えていたり・・・ テーブルの上には、名前が書かれたファイルが置いてあった。 コンテスタント全員の名前を見たのは、この時が初めてだった。 チラリと見たら、IKAIKA , KAWELO ,ALIKA・・・ 名前だけでも、めっさ上手そうな、貫禄ある名前ばっかし ![]() その中に、「HIROSHI OKADA」を見つけた瞬間 なんか、ほっとした気分と日本人の名前がこの場所にある事を、改めて実感した。 それぞれがリハーサルで部屋を出入りしたり、ご飯を食べたり、話をしたり、 あっという間に時間が流れていった。 本番が近づいてきた頃、誰かがウクレレを弾き歌い始めた。 そして、誰かがその歌にハモリをのせ、歌い始めた。 そして、1曲が終わる頃にまた別の人が違うテンポで違う歌を歌い始めた。 そして、また次に、別の誰かが。。。 いつの間にか、真ん中のテーブルに全員が寄ってきて、みんなで歌い合って メドレーが続いていた。 みんなほんとうに心から楽しくて、歌うことが大好きで、笑顔がほんとうに やさしかった。きっと、この人たちは小さいときからこうして歌ってきたんだろうなぁ~、 生活の一部として身近に歌があったんだろうなぁ~ すごくやわらかい空気とともに、仲間としてのつながりを感じた。 そして、ドアがノックされ、1番目のコンテスタントが呼ばれた。 その瞬間、全員が歌うのをやめ、そして声をかけ、ハグをし、手を握り合い、 背中を押してあげて、全員で見送ってあげていた。 それは、男同士の仲間を想い、頑張って来い!という心からのメッセージだった。 側で見ていた私は、少し涙が出た。 コンテストという状況であっても、その前に心からハワイアンを愛する者同士が 集まって、それは仲間同士。そこには優勝や順位など存在してなかった。 なんて、みんな、あったかい気持ちを持っているんだろう。。。 1番目のコンテスタントが歌い終わって帰ってきた。 また、全員で迎え入れ、肩を叩き合い、言葉をかけていた。 ![]() ![]() Mahalo ia Hawaii 2006/10/30より |